2014-06-13 シロアリ
安曇野市 コクヌストモドキ
おはようございます!今日も朝から晴れていますね!昨日まで名古屋から新潟経由で出張に行っていました間中雨が降っていましたので気持ちのいい朝です。
先日、工務店様から虫の同定を依頼されました。安曇野市某所の養育施設から採取されたそうですが冷蔵庫の下に虫がいっぱい居てと、ホコリと一緒に持ってきてくれました。その虫の名は「コクヌストモドキ」でした。
当社のグループ会社で東京にあります関東白蟻防除がコクヌストモドキでブログを書いておりましたので再掲します。
新築間もないアパートでコクヌストモドキが発生している事例を紹介します。
発生の中心になったのは小動物を飼っていたことのあるご住人のお部屋で、その餌が発生源となっていました。上の写真で、床に散らばっている小さな黒い粒や、赤茶色で細長い粒のようなものが全てコクヌストモドキです。
後日原因だった餌などを徹底廃棄し、主に薬剤のULV(空間噴霧処理)にて処理を行ないました。
コクヌストモドキは「擬穀盗人」という和名の通り、小麦や米などの穀類を食害する貯穀害虫として世界的に有名です。駆除するうえでは発生源となっている穀物(今回では動物の餌)を取り除くことが不可欠です。そして穀類を長期間保存する場合は、タッパー等の密閉容器に入れて保管することで、発生の予防になります。ただ、このコクヌストモドキという昆虫で難しいのが、穀物類(餌)だけが発生源ではない場合もあるということです。
新築間もない住宅で、入居者が入る前から大量に見つかることが近年多く報告されています。コクヌストモドキに関してはこちらの事例の方が有名で、一昔前は聞かれなかった現象です。公式にはっきりした原因はわかっていませんが、この見極めが一番の悩みどころです。