2016-03-04 シロアリ
震災から5年。プレハブ仮設住宅で蟻害腐朽
もうすぐで3月11日になります。東日本大震災から5年が経とうとしています。一昨年福島県飯館に行った際はまだまだ除染中で、黒い1トンのパックが整然と並べられ異様な感じがしましたが、その後復興は進んでいるんだろうか?
私は震災当時、当社の社長から相談され「会社として被災地の役に立ちたい」という想いを受け、会社を代表し被災地支援に1周間行かせてもらいました。派遣先は気仙沼・陸前高田・大船渡。先行して当社も加盟する日本長期住宅メンテナンス有限責任組合の理事長である環境機器の片山さんが副理事長を務める京都のNGO「NICCO」がボランティア活動を行っていました。NICCOは現地のボランティアセンターとニーズの調整を行い、必要な財政措置などを取っていました。当社は衛生管理を行う業界団体の「日本ペストコントロール協会」にも加盟していたので、床下浸水のあった家屋を消毒する役務を行うために働かせて頂きました。
2011年6月陸前高田
僕が行った当時は震災が発生して3ヶ月。暖かくなってきてハエなどの害虫の発生などが懸念され始めていた頃でした。被災された住宅からドロを撤去し、浸水した家具の撤去が終わったお宅に伺って、作業させて頂きました。東北の被災された皆さんは、本当に大変な状況だったと思いますが、長野からボランティアに来た私を気を使って頂き、私が励ましてあげたいのに逆に元気を貰ったり。本当に強くて優しい方ばかりだったのを覚えています。
当時、仮設住宅を提供したのはプレハブ協会でした。これまでもブログでも取り上げましたが、寒い東北で断熱性の低い住宅を提供することは神戸と様子が違うと思っていましたが、やはり低温による心身の異常や、結露によるカビの発生など問題が起こってしまいました。
当時、木杭による基礎で仮設を建てるしか無い状況でしたが「東北はシロアリが少ないから大丈夫」という声も聞いていましたが、そんな筈はないと思っていましたが、やはり同じように問題が発生してしましました。時事ドットコムの記事はコチラ。
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2016030400117&rel=top
東北が早く復興し、笑顔が戻ることを祈っています。