スタッフからの現場だより

2016-01-12 シロアリ

住宅の床下でナミダタケ(木材腐朽菌)の大量発生

明けましておめでとうございます。

例年にない温かいお正月を終え、今年も、もう1月半ばになりました。お正月気分は抜けましたでしょうか。

さて、話は変わりますが、昨年ある工務店様に床下調査のご依頼を頂き早速、訪問。

床下に入ったところ…。

『エッ!!』

001  これって、何だと思われますか?

調べたところ、ナミダタケ【涙茸】※1という木材の腐朽菌※2のようです。触ってみると、かなり弾力がありゴムのようでした。この仕事につき10年近くになりますが、床下調査で初めて見る光景でした。

002

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※1 ナミダタケ【涙茸】…湿気の多い床下で材木をおかす家屋の腐朽菌。扇状に繁殖し表面に水分を多く含み涙のように水滴を出しながら発育するようです。

※2 腐朽菌…木材の主成分であるセルロース、リグニンなどを分解し腐朽(腐食)させる。

 

その後の施工にてナミダタケを撤去し、木材に防腐薬剤の吹付けを行いました。仕上げに工務店様にて床下の換気扇を設置致しました。このような症状は初めてなので機会をみて再確認にお伺いしてみたいと思います。

シロアリ相談2

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